Visuo-Haptic Redirected Walking

廣瀬・谷川・鳴海研では視触覚相互作用を用いたリダイレクションの研究をしています.数回に渡って視触覚リダイレクション(VHRDW)の紹介をしたいと思います.

VR研究では初期から高い没入感や臨場感,操作感を与えるためにVR空間に身体性を取り入れることが重要視され,実空間でのユーザの歩行動作を計測してVR空間での移動に反映する手法が模索されてきました.
しかし,ユーザが実世界を歩行する際と同じ移動量をVR空間に反映すると,VR空間で歩き回ることができる広さは実空間の広さに制約されます.これは計算資源が許す限り広大な空間を生成することができるVR空間のメリットを損ねることになります.

この問題に対し,その場で歩行できるシステムによって移動量を計測し,それをVR世界での移動に反映するロコモーションインタフェースが提案されています.代表的なものとしてはトレッドミルや歩行プラットフォームといったロコモーティブデバイスがあげられます.しかしこうしたデバイスはコストが高い上,ユーザの動きや姿勢を固定することにより,実際の歩行体験とは異なる感覚をユーザに与えてしまいます.
したがって,こうしたシステムでは現実に近い歩行感覚を提示することができません.

近年,新たな手法として,Redirected Walking (RDW) が提案されています.RDWでは実世界で頭を120度旋回させた際にHMD上では頭を90度旋回させた時のVR空間を見せるといったように,実際のユーザの身体動作とVR世界における仮想身体の動作に反映させる際に,ユーザに気づかれない範囲内でずらした映像を提示することで,空間知覚を操作し,実際には限られた実空間を歩き回っているにも拘らず,広大なVR空間で歩き回っているとユーザに知覚させることを可能にしています.

ナーブギア ver.0

『ソードアート・オンライン』に登場するVRマシンである「ナーブギア」を一介の学生が入手可能な既存の技術で再現してみました.

主な使用機材はOculus Rift DK2とnecomimiです.

dk2-productOculus Rift Dk2

necomimi-cat-ear-brainwave-headband-2necomimi

これらを組み合わせるとこんなことができます.

以下簡単な手順です.

  1. まず初めにハード面を終わらせましょう. necomimiを分解すると出てくるNeuroSky社の「ThinkGearAMモジュール」(以下TGAM)に秋月電子通商で購入した「RN-42使用Bluetooth無線モジュール評価キット」を半田付けします. 無線接続をする理由は有線接続だとPCからのノイズが逆流し, 後々必要となるATTENTIONやMEDITATIONといったデータが取得できなくなるためです.
  2. necomimiとPCをBluetooth接続します. シリアル接続できれば大丈夫です.
  3. 次にソフト面です. 今回はUnityを利用しました. NeuroSky社が提供しているNeuroSkyUnityTGC1.1.0.unitypackage(2014/12当時)をUnityに導入し, ThinkGearConnectorをPCにインストールします. これでnecomimiから取得した脳波をUnity上で利用することが可能になります.
  4. あとはUnity上でC#でコードを書いて実際に脳波でプレーヤーキャラクターを動かしてみましょう.

自己紹介

あやふやさん


 

Profile

  • 2016年04月 – 東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻
  • 2015年04月 – あの人研
  • 2014年04月 – 東京大学工学部 機械情報工学科
  • 2012年04月 – 2014年03月 東京大学 教養学部(理科一類)

Email : ayafuyasan [at] gmail.com


 

趣味

サントラ全般、最近は澤野弘之

読書、好きな作家は森博嗣

絶叫マシーン


 

Programming Language

C, C++, C#, Python


 

Research Interest

VR・ARや脳・人工知能などに興味があります。

心理学や統計学も少しかじってます。

最近はリダイレクションやクロスモーダルの研究をしています。


 

Projects

  • 革新的UI
    • ナーブギア ver.0
  • 第六感体験
  • Redirected Walking